VALORANT国際大会『VCT 2022 Masters Stage1』にて日本チーム『ZETA DIVISION』快進撃!

ゲーム

『VCT 2022 Masters Stage1』は各リージョンの地域大会を勝ち抜いた12チームで行われる大会です。

そしてその大会にて日本チーム『ZETA DIVISION』が超名門チームを倒し、プレイオフまで進んだので、試合結果や、大会も合わせて紹介していきたいと思います!
基本的にはZETA DIVISION関係の試合以外はあまり取り上げない予定なので、詳しく知りたい方は公式ページ等を御覧下さい。

まずはグループ予選でBo3ダブルエリミネーションブラケットを実施し、各グループの上位2チームがトップシードチームがいるプレイオフに進出する事になります。

プレイオフでもBo3ダブルエリミネーションブラケットを実施します。
Lower決勝、グランドファイナルのみBo5が行われます。

出場チーム

出場チームについては以下の様になっています。

プレイオフシードチーム

  •  G2 Esports – EMEA 2位 (1位のFPXは出場辞退)
    • nukkye / AvovA / Mixwell / hoody / Meddo
  •  The Guard – NA 1位
    • neT / valyn / JonahP / Sayaplayer / trent
  •  Paper Rex – APAC 1位
    • mindfreak / f0rsakeN / Benkai / d4v41 / Jinggg
  •  LOUD – BR 1位
    • pANcada / Sacy / Saadhak / aspas / Less

グループステージチーム

  •  Fnatic – EMEA 3位
    • Boaster / Magnum / Mistic / H1ber / Fearoth
  •  Team Liquid – EMEA 4位
    • soulcas / L1NK / ScreaM / Jamppi / Nivera
  •  OpTic Gaming – NA 2位
    • FNS / Victor / crashies / yay / Marved
  •  DRX – KR 1位
    • stax / Rb / Zest / BuZz / MaKo
  •  ZETA DIVISION – JP 1位
    • Laz / crow / Dep / SugarZ3ro / TENNN
  •  XERXIA – APAC 2位
    • foxz / sushiboys / sScary / Crws / Surf
  •  KRÜ Esports – LATAM 1位
    • Klaus / Mazino / NagZ / delz1k / keznit
  •  Ninjas in Pyjamas – BR 2位
    • xand / Jonn / bnj / bezn1 / cauanzin

試合日程

グループA
  •  Fnatic – EMEA 3位
    • Boaster / Magnum / Mistic / H1ber / Fearoth
  •  Ninjas in Pyjamas – BR 2位
    • xand / Jonn / bnj / bezn1 / cauanzin
  •  DRX – KR 1位
    • stax / Rb / Zest / BuZz / MaKo
  •  ZETA DIVISION – JP 1位
    • Laz / crow / Dep / SugarZ3ro / TENNN
グループB
  •  OpTic Gaming – NA 2位
    • FNS / Victor / crashies / yay / Marved
  •  XERXIA – APAC 2位
    • foxz / sushiboys / sScary / Crws / Surf
  •  KRÜ Esports – LATAM 1位
    • Klaus / Mazino / NagZ / delz1k / keznit
  •  Team Liquid – EMEA 4位
    • soulcas / L1NK / ScreaM / Jamppi / Nivera

グループは以上の様に分かれました。
『ZETA』と同じAグループの『DRX』は昔から別のゲームで『ZETA』のライバル的チームです。
そんな『DRX』『ZETA』は初戦で戦う事になりました…。

4/11 試合結果

日程 チーム 試合結果 チーム
00:00-  DRX 2-0  ZETA DIVISION
03:00-  KRÜ Esports 0-2  Team Liquid
06:00-  OpTic Gaming 0-2  XERXIA
マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ アイスボックス DRX 13-2 ZETA
第2マップ ヘイヴン DRX 13-3 ZETA

1試合目ZETA vs DRXは残念ながらかなり一方的な試合でDRXの勝利となりました。
ただ一方的なのはスコアだけで1MAP目のアイスボックスの前半等はかなり内容的には5分5分の戦いだったと思います。
それでも2MAP目ヘイブンではDRXの圧倒的フィジカル、マクロ等で敗北する事になりました。

試合後のインタビューではLaz選手はこの様に答えています。

――まずは試合、お疲れ様でした。

Laz選手:お疲れ様でした。

OooDa氏:まずは第一戦目、韓国代表・DRXとの戦いではありましたが、試合を終えた印象はいかがでしょうか。

Laz選手:強かったですね、その一言に尽きるかなと思います。

OooDa氏:DRXの強さというのは、試合を終えてLaz選手がご自身で考えるところではどこにありましたか?

Laz選手:細かい連携とかがヨーロッパに来る前よりも遥かに強くなっていて、ビックリしてます。戦い方・戦略の幅がより増えたっていう訳では無いんですけど、すごくシンプルにやることなす事の熟練度がめちゃくちゃ高くて、手も足も出なかった感じはしますね。

OooDa氏:レイキャビクに来る前よりも成長しているとお話がありましたが、それは情報や大会の動画を見てそう感じていたのか、それとも韓国チームとのスクリムがあったのか、どちらでしょうか。

Laz選手:大会動画もそうですし、日本に居た時もたまにやってもらったりしていたので、そこの実力の判断ですね。

岸大河氏:アイスボックスでのKAY/Oへの対処はなかなか難しかったと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。

Laz選手:対処自体はそんなにで、最初の4ラウンド分くらいはDRXのセットアップが初見殺しの感じで壊された感じはします。丁寧に出待ちしてからエリアを取って、そのままセットで入ってくる感じはDRXにセンチネルが居ない分、強力ではあったんですけど、自分たちの戦い方はそんなに間違ってはいないのかなとは思いました。
リテイク時の顔を出すタイミングがズレちゃって一人ずつ削られちゃったり、あとはリテイクの要であるセージが先に倒されちゃったりっていうのがあったので、そういった細かい所で全部持っていかれちゃった感じはしますね。

OooDa氏:今回、オフラインが初めての選手、久しぶりの選手が居たと思うのですが、リーダーのLaz選手から見ての印象はいかがでしょうか。

Laz選手:まだ終わっていないのでとやかく言う事ではないと思うんですけど、世界大会の初戦でこの舞台でしかない緊張感とかがあるので、普段と違うなというのは感じます。次の試合は出来るだけ修正をして、自分たちのパフォーマンスをしっかり発揮していきたいなと思っています。

4/14 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ フラクチャー FNC 7-13 ZETA
第2マップ アイスボックス FNC 11-13 ZETA

なんと2試合目のZETA vs Fnatic戦では2-0でZETA DIVISIONが勝利を収めました!
『Fnatic』は昔からある超名門e-Sportsチームなので試合前はFnaticが優勢と思われていました。

この結果には本当に驚きましたね、リアルタイムで見ていて何度も叫んでしまいました笑
正直Fnaticは本当に強いので勝つのは少し難しいのかなと僕も思っていたので、1MAPだけでも勝ってほしい!と思っていました。
ただ僕はZETA DIVISIONを過小評価していたみたいです。
本当に素晴らしいパフォーマンスで目頭が熱くなりました。

そしてこの勝利を収めた事により、次はプレイオフの座を賭けて『NiP』と戦う事になります。

試合後のインタビューではcrow選手はこの様に答えています。

――お疲れ様でした!

crow選手:ありがとうございます!

岸大河氏:まずは勝った今の気持ち、教えて下さい。

crow選手:本当に泣きそうです。

岸大河氏:DRX戦を終えて、今日までの時間というのはどのように過ごされましたか。

crow選手:1日空いてて、その時間は自分たちのミスの修正に時間を充てて、自分たちがミスなく練習通りにプレイできれば勝てるなという自信をつけて挑みました。

岸大河氏:今回のピックマップ、第1MAPがフラクチャー、そして第2MAPが課題が残ったアイスボックスになりました。まず、フラクチャーを選んだ理由を教えていただけますか。

crow選手:どのマップでも戦える状態だと思うんですけど、その中でもフラクチャーは相手のBAN/PICKにも合わせて、一番刺さるんじゃないかということでピックしました。

岸大河氏:第2MAP目のアイスボックス、相手からすれば情報がある中でのマップだっと思いますが、どのようにアイスボックスを対処しようと話し合われましたか。

crow選手:とにかくミスを無くす、修正して挑めば勝てるというのを話していて。皆本当に強くて、多少のミスはやっぱり大会なのであるんですけど、それを覆せるようなフィジカル、パワーがあったので勝ち切ることができました。

岸大河氏:試合中での選手同士の会話から、相手の対策、一回失敗したものに対しての解決策を生み出しているような印象を受けました。その辺りのコミュニケーション力は徐々に上がってきましたか。

crow選手:落としたラウンドをなぜ落としたかという、「攻め方は合ってたけど、こういう理由で負けちゃったよね」というのは話合っていて、こうすれば良かったんじゃない?というのはbuyタイム中に話し合っているので、上手く修正できたんじゃないかなと思います。

OooDa氏:誰が一番戦略的な考えを持っていて、次のラウンドへのきっかけを作る選手はどの選手でしょうか。

crow選手:誰というわけではなく、本当に皆が喋っている状態です。皆の意見もだいたい同じで、とにかく負けているときでも勝っているときでも喋り続けようというのは話し合っていましたね。

OooDa氏:過去のタイトル(CS:GO)からですけども、Fnaticにリベンジ成功ですね。

crow選手:そうですね、何年か前なんですけど対戦したことがあって今回は勝てました。

岸大河氏:続いての相手、NiPの印象はいかがでしょうか。

crow選手:アグレッシブに勝負してくる選手が多くて、アドリブ力がすごい高いというか、それに寄った作戦が多いチームだなという印象です。

岸大河氏:DRXとFnaticとは別ベクトルの相手になると思いますが、ZETAとしては戦いやすい/戦いにくいで言うとどちらの印象を持ちますか。

crow選手:いつもスクリムしているチームとは戦い方が違うので、何とも言えないんですけど。やってみて今回みたいに修正しながら戦えるんじゃないかなと思います。

岸大河氏:次の試合の意気込みを最後にいただけますでしょうか。

crow選手:とりあえず1勝できて、もう吹っ切れたと思うので自分たちの力を全力で出して次も勝てるように頑張ります。応援ありがとうございました。明日も応援よろしくお願いします。

4/14 試合結果

マップ チーム 試合結果
第1マップ スプリット NiP 13-6 ZETA
第2マップ アイスボックス NiP 10-13 ZETA
第3マップ フラクチャー NiP 12-14 ZETA

そしてプレイオフを賭けたZETA DIVISION vs Ninja in Pyjamas(以下NiP)戦です。
なんとここも2-1で勝利を収めました!

NiPもFnaticと並ぶ程に超名門e-Sportsチームの1つなので勝つのは物凄い事だと思います!

NiP戦は他の試合と比べても接戦、接戦の連続で見ているこっちまで試合にでているかの様にヒヤヒヤしました。
それでも大事なラウンドをしっかり抑え続けた結果ZETAが勝利しました!

そしてこの試合に勝利した事によりZETAはプレイオフに進む事になりました!

試合後のインタビューではLaz選手はこの様に答えています。

キャスター一同:お疲れ様です!おめでとう!

Laz選手:ありがとうございます。

OooDa氏:今のお気持ちをお聞かせください。

Laz選手:今までに感じたことがないくらい嬉しいです。

岸大河氏:9-12かな、Laz選手が「絶対に勝てるから」と言っているのが(カメラに)抜かれてたんですよ。僕らはずっと信じてて、オーバータイムからもずっと皆を信じてて、改めてどうでしょうか今のお気持ちは。

Laz選手:いや、もうコメントが出ないですね(泣)。

岸大河氏:1MAP取られて、2MAPに行くときっていうのはチーム内でどのような話をされていましたか。

Laz選手:正直言ったところ、パフォーマンスが本当に出なくて。僕も含め皆寝れなかったりしてたので、昨日の疲れが結構出てたのかなと思って。ただ、本当に自分たちは実力があるんだよというのを信じて、丁寧に丁寧に(試合を)作っていこうというのがあって。それが2MAP目のアイスボックスで上手く行ったのかなと思います。

岸大河氏:Laz選手が今振り返って思う、勝利のターニングポイントというのはどこでしたか。

Laz選手:TENがめちゃくちゃいいプレーを追い込まれたときにしてくれて、それで何回も助けられたり、困ったときのcrowのコールでそれが凄い刺さって勝ちに繋がったり、本当に皆、めちゃくちゃ強かったです。

岸大河氏:NIPというチームは戦ってみて、今までにない相手だったと思いますが、どのような印象の試合でしたか。

Laz選手:本当に強かったですね。スタイルが全然違う上に対応も難しくて、それでいてめちゃくちゃなフィジカルを持っていて、もうどう対処していこうかなというのは思ってました。自分たちが昨日の疲れでパフォーマンスが最高潮という感じではなかったので、そこも含めてどうやっていこうかなという感じだったんですけど。一戦目のDRX戦でボコされた焦りとかをこの試合では絶対に出さないように丁寧に丁寧に組み立てていって、最終的に取り返せてめっちゃ良かったです。

OooDa氏:タイムアウト中、XQQコーチからのメンタル面での話や印象に残ってる話はありましたか?

Laz選手:今回は詰まっちゃうシーンが多くて、緊張だったりで頭がしっかり働かなかったりするシーンがあったんですけど、そういう時に一回皆で整理して「こういう感じだからこういうことが出来るよ」「フェイク、これ2回目めっちゃ刺さってるんだけど、3回目はきついと思う」とか、重要なところでタイムアウトを取ってくれて、何回も軌道修正をしてくれてめちゃくちゃ助かりました。

yukishiro氏:これからプレイオフが始まって、まずは初戦G2 Esports戦というのが決まっていますが、それ以外に戦ってみたいチームはありますか。

Laz選手:正直どことも戦いたいです。どこが来ても。もう自分たちが行けるとこまでという話ではなくて、FnaticやNIPを勝ち進んできた以上、彼らのパフォーマンス以上のことをプレイオフでは出したいと思います。

岸大河氏:2日連続でかなりパフォーマンスが発揮できなかったという話もありましたが、3日連続というのは選手にとってどのような負担がありますか。

Laz選手:一回大会を落ち着いて見直すというのが出来ないので、自分たちの改善がどうしても遅れてしまうなというのを感じたのと、試合の時間が遅いと本当に寝れなくて、試合中のアドレナリンが出まくっているのが寝る時間まで響いちゃって、ちょっと(試合時間を)早めにしてくれると助かるかなと思います。基本的には2日に一回のペースにしてくれた方がどのチームもすごくいい状態で、高いパフォーマンスの試合が見れるのかなと思います。

岸大河氏:応援してくれた皆さんに一言いただけますでしょうか。

Laz選手:皆さん本当にありがとうございました。やりました。

4/15 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ スプリット G2 13-7 ZETA
第2マップ バインド G2 13-10 ZETA

プレイオフ初戦のG2戦は惜しくも0-2で敗北してしまいました。
ただこの試合も内容は0-2の一言では表せない程接戦の連続でZETAが勝っていても全くおかしくないような試合でした。
ただ僕が見ていた感じ武器差があるラウンドを何回か落としたり勿体ないラウンドが少しあったのが見ていて悔しかったです。

ただG2も超名門e-Sportsチームの1つなので負けても全く恥ずかしい事ではないと思います。

この試合に敗北した事により、プレイオフ ローワーブラケットに進む事になります。

試合後のインタビューではLaz選手はこの様に答えています。

キャスター一同:まずは一回戦目、お疲れ様でした。

Laz選手:お疲れ様でした。

akamu氏:初めてプレイオフという場に立ちましたが、率直に戦ってみた感想をお聞かせください。

Laz選手:初のプレイオフでもちろん緊張感はあるんですけど、グループステージの初戦の方が緊張はありましたね。今日は比較的皆が落ち着いた状態でプレーできたかなと思います。

akamu氏:ZETAの選手の皆さんが非常に柔らかい表情をされていたように見えましたが、試合中の雰囲気はいかがでしたか。

Laz選手:全然悪くはなかったんですけど、G2の細かい連携だったり基礎的な部分が凄く上手くて、そこに人数有利のある状況を取り返されたりして、そこのダメージが凄い大きかったなと思います。

OooDa氏:G2の撃ち合いが強かったということですが、今後どう攻略してべきか、いかがお考えでしょうか。

Laz選手:試合を見直して、どういう所に問題があったのかというのを一度チェックしたいなと思っています。ただ、今のところは自分たちの顔を出すタイミングだったり、一瞬一瞬の見るエリアがズレちゃってたりしてたので、そこはしっかり直していきたいと思います。

OooDa氏:試合での手応えは感じましたか?

Laz選手:そうですね、勝てるだけのポテンシャルは本当にあるなと思っています。次の試合に向けて、丁寧に見返して修正したいと思います。

akamu氏:次の試合への意気込み、ファンの皆さんへ一言お願いいたします。

Laz選手:皆さん、応援ありがとうございます。今日はプレイオフ初戦でめちゃくちゃ強いZETAというのを見せられなかったと思うんですけど、次は出来るだけ修正していつもの強いZETAで戦っていきたいと思っています。応援よろしくお願いいたします。

4/17 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ フラクチャー ZETA 13-7 TL
第2マップ ヘイヴン ZETA 4-13 TL
第3マップ スプリット ZETA 13-7 TL

Liquid戦はプレイオフ初勝利を納める事に成功しました!!!!

LiquidにはScreaM選手や、弟のNivera選手等超有名選手ばかりが揃っているのでこの試合に勝つのは日本のe-Sports界での快挙と言っていいと思います!

ZETAは初戦からどんどんパフォーマンスを伸ばしており、フィジカルが強いのが特徴なチームにも全くフィジカル負けしておらず、不利な撃ち合いでも撃ち勝ったり等、見ていて思わず叫んでしまうシーンが数多くありました!

ここで勝利を収めた事で、次は4/18のDRX vs OpTicの敗北した方と4/19に戦う事になりました!

試合後のインタビューではTENNN選手とSugarZ3ro選手はこの様に答えています。

キャスター一同:お疲れ様です!勝ちましたよ!!

SugarZ3ro / TENNN選手:ありがとうございます!

岸大河氏:まずはTENNNさん、勝利したお気持ち、いかがでしょうか?

TENNN選手:僕自身、今回結構自信があったので、わりと落ち着いてプレーできたので100点満点ですね。

岸大河氏:SugarZ3roさん、最後ACEで締めました。お気持ちはいかがでしょうか?

SugarZ3ro選手:気づいたらACE取ってましたね(笑)。めちゃくちゃ嬉しいです。

岸大河氏:それを側で見ていたTENNNさん、SugarZ3ro選手の活躍はいかがでしょうか?

TENNN選手:1キル目からずっとSugarZ3roの画面を観戦していたんですけど、(アストラの)回収ピークで二人倒したときに「あ、こいつゾーン入ってるな」みたいな感じでしたね(笑)。

岸大河氏:対Team Liquid、始まる前の印象というのはどのような印象でしたか?

TENNN選手:個人のフィジカルが凄い高くて、チームとしてのマクロも凄く上手いチームという印象です。

岸大河氏:実際に対面してみて、コーチ/アナリストからのアドバイスも沢山あったと思います。特にここは効いたな、というポイントはありましたか?

SugarZ3ro選手:タイムアウトというよりは事前の対策で相手の動きを読めてたので、それでZETAのマクロ面が凄い良かったのかなと思います。前回のG2 Esports戦もマクロ面は凄い良かったんですけど、細かい所のミスがあって少人数戦負けたりをしていたので、そこを修正して今回、上手く修正できたのかなと思います。

岸大河氏:次の試合もまだまだ続きますが、明後日の午前2時からになったようです。ここまで上り詰めてまだまだ行ける気持ちはありますか?

TENNN選手:本当に僕ら世界一取れるレベルだと思うので。勝ち続けます。

yue氏:国際大会、初めてのLANというのもありますけど、全くプレッシャーを感じさせないような強気なプレーが出てますが、名門チームが多い中でプレッシャーはどういう風に捉えていますか?

SugarZ3ro選手:僕は一戦目から全然緊張していないので、オフライン環境なのでPingとかの遅延がないのでめちゃくちゃ強くて。日本にいる時より強い感覚があって、自信を持ってプレーしてます。

yue氏:TENNN選手はどうですか?

TENNN選手:プレッシャーは無いですね。

SugarZ3ro選手:嘘つけ!(笑)

TENNN選手:いやいや、無いよ(笑)

岸大河氏:やっぱり純粋に色々な選手との撃ち合いが楽しいですか?

TENNN選手:めちゃめちゃ楽しいです!

岸大河氏:タイムアウト中、コーチからのアドバイス。1分の制限がある中でのアドバイスになりますが、Team Liquid戦でここが効いたなというアドバイスは何がありますか?

SugarZ3ro選手:対策して、相手の動きが情報通りだなというので、とりあえずは「同じだからこうしようね」という確認をして、「これ刺さってる」「これ刺さってない」「じゃあこうしよう」ということをやっています。

yue氏:2マップ目、ヘイヴンではTeam Liquidがかなりの強さを見せつけましたが、3マップ目のスプリットでは既に切り替えて落ち着いてプレーできていましたか?

SugarZ3ro選手:出来ていたと思います。

岸大河氏:最後にSugarZ3ro選手、TENNN選手、日本のファンの皆さんに一言いただけますでしょうか。

TENNN選手:皆さん夜遅くまで応援ありがとうございます。明後日も頑張るので応援よろしくお願いします。

SugarZ3ro選手:本当に夜遅くまで応援ありがとうございます。Twitterなどでよく色々な応援メッセージをいただくのですが、本当に力になっているので、これからもよろしくお願いします。次も頑張ります。

4/19 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ アイスボックス ZETA 13-11 DRX
第2マップ アセント ZETA 10-13 DRX
第3マップ スプリット ZETA 13-4 DRX

なんと初戦で0-2で負けてしまった、DRXに2-1で勝利を収めました!!!
正直初戦の結果を見て厳しいと思うという声が多かった中、ミスを修正して、相手の動きを対策しまくり勝利しました!

更に最終マップのスプリットではスコア13-4という大差をつけて勝利する等、本当に驚きを隠せませんでした。
そして、この試合に勝利した事によりZETA DIVISIONはBest4以内が確定しました!
これは日本のe-Sportsの歴史でも、過去の野良連合R6S Best4と今回しかありません!
なので次のvs PRX戦に勝てば過去最高の記録を残す事になります!

試合後のインタビューではXQQコーチとDep選手はこの様に答えています。

キャスター一同:DRX戦、勝利おめでとうございます!

OooDa氏:Dep選手、XQQコーチ、今試合を終えての感想はいかがですか?

Dep選手:本当にまさか勝てるとは思っていなかったので、「どこまで行っちゃうんすかね」みたいな感じで(笑)。

XQQコーチ:僕は勝てると思ってここに来ているので、最初から勝つ気でいました。最高です。

OooDa氏:Day1のDRX戦、もう忘れたくても忘れられない大敗だったと思うのですが、対策としてはどのような対策をされましたか?

XQQコーチ:死ぬほど研究して、昨日寝る時間がめちゃくちゃ遅くなるまで動画を見て、チーム全体でそれをしっかり共有して、その結果がこれなのかなと思います。

OooDa氏:アセントピックは驚いたのですが、あれはヘイヴンよりはという所もあったのでしょうか?

XQQコーチ:そうですね、まぁでも僕らはわりかしどこでも出来ると思っているので。

OooDa氏:Dep選手、今日のチームメンバーの表情はいかがでしたか?

Dep選手:最高にかっこよかったですね。

OooDa氏:次の対戦相手はG2 EsportsまたはPaper Rexですが、チームに対する印象はいかがでしょうか?

Dep選手:G2は一回この前負けているので、再戦になったら絶対に勝ちます。PRXはAPACの頃からゴリゴリのイメージが強くて、僕はいつもそれにビビっちゃうんですけど、皆でビビらずにやれば勝てると思います。

XQQコーチ:やっぱり一度負けた相手というのは勝たないといけないと思っているので、間が空くのでその間にしっかり準備して対戦に挑みたいです。PRXはDRX同様にアジアにいる間から練習を重ねてきて、お互いを高め合ってきたチームなので、ここはしっかり勝ちたいですね。

OooDa氏:最後にDep選手から、日本のファンの皆さんにメッセージをいただけますでしょうか?

Dep選手:いつも応援ありがとうございます。本当力になってます。この後もまだまだ試合が続くので、もっと強い自分たちを見せれたらなと思います。この後の試合も応援よろしくお願いします。

そんなBest3に入れるかどうかを決めるvs PRX戦は4/23(土)に試合予定なので皆さんも応援お願いします!

試合後のインタビューではLaz選手はこの様に答えています。

――まずはおめでとうございます。DRX戦、最初に戦った時には5ラウンドしか取得できなかったということに対して、今回は見事トップ4に入るという勝利を収めました。この期間で何があったのでしょうか?今回の試合は何が違ったのでしょうか?

Laz選手:最初の試合はDRXが本当に上手くて、手も足も出ずにボコボコにされてしまった形になったのですが、しっかり試合を見直して、「何が悪くて、何が良くて」というところをしっかり直して、戦略など自分たちの戦い方をはじめ、大会特有の緊張感、焦りから生まれる細かいミスなどを直して、それが今回の勝利に繋がったのかなと思います。

そしてDRXは本当に長い間、昔からアジアのシーンを一番に引っ張ってきたチームで、自分たちもとんでもない量の練習を通して成長するきっかけを作ってくれた、僕たちにとっては師匠のようなチームだったので、この大きな舞台で彼らに少し近づくことができて嬉しいと思っています。DRXに一番大きな感謝を送りたいです。

――この大会に来た時、Laz選手はまずは1勝というお話をしていたと思うのですが、今やもはやトップ4。優勝がだんだんと近づいてきています。Laz選手は優勝できると思っていますか?

Laz選手:もう正直、自分が理解できる以上の順位に来ているみたいでなんだか勝ってもフワフワしているのですが、もう自分たちの戦いだけではなくて、Fnatic、NIP、TL、DRXときて、もう彼らの分まで勝つしかない、「勝ち」だけを見て進んでいきます。

4/23 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ アイスボックス ZETA 6-13 PRX
第2マップ ヘイブン ZETA 13-2 PRX
第3マップ スプリット ZETA 13-10 PRX

Best3を賭けたvs PRX戦はなんとまたまたまたまた勝利を収めました!
正直ZETA DIVISIONのメンバーもインタビューでPRXは苦手意識があるとコメントしていたので、見る前は凄く不安だったのですが、見ていると全然撃ち合いの差が無いな!と思い、安心して見てられました!
PRXは今大会でも一番フィジカルの強いチームと言っても過言ではないくらい強いチームだったので連携、戦略を得意とするZETA DIVISIONからすると相性が悪かったのかもしれませんね。
それでも勝利を収めたので本当に驚きました、フィジカルを連携が上回ったのかなーと見てて思いましたね!

試合後のインタビューではLaz選手とJUNiORコーチはこの様に答えています。

キャスター一同:お疲れ様です!

yue氏:ベスト3です。今のお気持ちを率直にお願いいたします。

Laz選手:ベスト3と同時にアジア1位になりました。次の試合も絶対に勝ちます。

JUNiORコーチ:本当に信じられないような、「ここまで来たなー」という感じで。今日勝てるとは思っていたんですけど、大会全体を通してベスト3まで来れるとしか思ってなくて、もうここまで来たなら優勝を目指して頑張りたいと思います。

yue氏:今回の相手はPaper Rexとアジア対決となりましたが、今まで過去のゲームからアジア最強だった目標の時代もありました。今回勝利してお気持ちはいかがでしょうか?

Laz選手:まずは本当にめちゃくちゃ嬉しいです。Paper Rexとは普段からよくスクリムをする仲で、お互いに切磋琢磨して成長していった仲だったので、この舞台で本当に負けたくないという気持ちはありました。今大会ではDRX以外で唯一の同じ地域で頑張っているチームだったので、普段以上に負けたくないという気持ちが強かったかなと思います。皆もこれまでの試合とはまた別の緊張感があったのかなと思います。

yue氏:今回の試合では自分たちのピックマップを落とす形となりましたが、そこからのヘイヴンでの大勝利。スプリットでは一時不利な状況もありましたが、それぞれのチームの心境はどのようなものがありましたか?

Laz選手:アイスボックスは本当に不甲斐ない試合でした。個人的な感覚になってしまうんですが、ちょっと声が掠れているので気づいていた方もいたかも知れないんですけど、この2日間、あまり自分の体調が良くなくて。一試合目、病み上がりでフルに(実力を)出せないかなみたいな気持ちでいっちゃったら、声が本当に出なくて。それが皆に感染しちゃって、あまり喋らない状態になっちゃってました。そこから伝達ミスによる細かな作戦を考えるということに繋がらなくて、悪い負け方をしてもの凄く悔しくて。もう自分を蹴り飛ばしたくなるくらいにストレスが溜まって。ヘイヴンでも絶対に勝ってやるという気持ちで挑んで、そこから勝てるようになって、今大会で負けてるヘイヴンで取れて凄く良かったです。

yue氏:アイスボックスからヘイヴンに移り変わるときに、何か自分の中で切り替わるきっかけみたいなのはありましたか?

Laz選手:そうだな…「もう何やってんだ~!」みたいな(笑)。絶対に後悔はしたくないと思ったので、死にものぐるいで取りに行って、実際取れて凄い良かったです。

yue氏:今まではZETA DIVISIONとしても、悔しい負け方が多かったヘイヴンでしたが、今回は13-2という大差で決着がつきました。チームとしての勝因はなんでしょうか?

JUNiORコーチ:ヘイヴンで負けてしまった後、我々も反省会や色々な見直しをして、「こうした方がいいんじゃないか」というのは分かっていたので、そういったところの修正をして、あとはPaper Rexの戦うスタイルですね。プレイスタイルなどもしっかり打ち合わせをして試合に臨みました。今回は打ち合わせの対策、そしていつもの自分たちのプレイの改善点といった点が上手く噛み合って、いい感じに戦えたのかなと思います。

yue氏:本日、パブリックビューイングで観戦されている方、ウォッチパーティー、沢山の方々が応援してくださいました。ファンの皆さんに向けた一言、明日への意気込みをお願いします。

JUNiORコーチ:まず、応援してくださった方々、日本は朝早かったと思うのですが、本当にありがとうございます。皆さんの応援の熱意は現地の我々にも伝わってきています。この応援にお答えできるように次の試合も頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

Laz選手:皆さん本当に応援ありがとうございました。全部僕達の力になってます。ここまできて、もう絶対に勝ちたい試合なので、全力でぶつかっていきます。応援よろしくお願いします。

試合後のインタビューではDep選手はこの様に答えています。

――最後のマップ、スプリットでは非常に接戦となりました。とても難しい戦いだったと思いますが、いかがでしたか?

Dep選手:本当に相手のペースに飲まれないようにと何度も皆で声を掛け合っていました。本当に難しいマップでした。

――Dep選手は今回がVALORANTでの初のLAN大会だったと思います。ここまで来れると思っていたのか、そしてここまで来れたことに対してのお気持ちをお聞かせください。

Dep選手:今回は僕ら的には「ベスト8まで進めたら凄いよね」という話をしてここに来ています。ここまで来れていることが今は信じられないんですけど、今は自信になっています。

――ここまで連勝をして来れた秘訣などがあれば、教えてください。

Dep選手:ゲームの中でもゲームの外でも本当に皆が仲良くやってて。それがやっぱり大会中に危ないシーンになっても皆で励まし合えるというのが秘訣だと思います。

――日本の東京では現在パブリックビューイングが行われていて、物凄い盛り上がりようでした。日本の今の熱狂について、どのようにお考えでしょうか?

Dep選手:今はこんなに色んな人が観てくれて応援してくれて、一緒に喜んでくれてびっくりしています。本当にありがとうございますという感じです。

――明日はBo5で初めて北米のチーム「OpTic Gaming」との対戦になります。今のお気持ちをお聞かせください。

Dep選手:今日PRXに勝って、僕らが今アジアに残っている最後のチームなので「アジアは強いんだぞ」というのを見せるべく、明日はOpTic Gamingを倒したいと思います。

4/24 試合結果

マップ チーム 試合結果 チーム
第1マップ ヘイブン ZETA 13-15 OpTic
第2マップ フラクチャー ZETA 5-13 OpTic
第3マップ バインド ZETA 8-13 OpTic

残念ながらローワーブラケットファイナルはOpTic Gamingに0-3で敗北してしまいました。
ただ初戦のヘイブンもかなりの接戦で他のマップも勝っていてもおかしくない様な内容でした!

それでも世界3位という順位は今までの日本FPSの歴史で最高の順位なので本当にZETA DIVISIONの皆様は誇っていいと思います。
これを機に日本でのe-Sportsの見方が変わって新規等が増えてくれればなーと思ってます。

それとこれはZETA DIVISIONの試合ではないのですが決勝はこのOpTic Gamingが勝利して優勝しました!

僕はZETA DIVISIONに勝ったOpTic Gamingを応援していたので、「あーあそこでZETAが勝っていれば…」という悔しい気持ちと嬉しい気持ちで複雑でした笑

試合後のインタビューではcrow選手とLaz選手はこの様に答えています。

キャスター一同:今大会、お疲れ様でした。

岸大河氏:まずは今のOpTic Gaming戦、感想をいただけますか?

Laz選手:OpTicが強くて、自分たちが力不足でした。

岸大河氏:特にどのような所が強く感じましたか?

Laz選手:OpTicの戦い方を最後まで突き詰めていて、その中で少しずつアドリブを含めたりした戦い方に対応出来なかったと思います。個人技も凄く強いし、フェイクも「これ本命だろ!」って寄った瞬間に引っかかっちゃって。

crow選手:本当に強くて、自分たちも用意してきたものはあるんですけど、試合の中で上手く対応されて逆にこっちが辛くなってしまう状況になったりとか、本当に相手の対応が上手かったです。

岸大河氏:2021年では悔しい結果の中、2022年に備えて沢山の練習、メンバーチェンジで臨んできた今大会ですが、昨年度と今年でその差が縮んだようにも思うのですが、どのような理由がこの結果を生み出したのでしょうか?

Laz選手:コーチ主導で皆が一つになって、全力で練習をし、時間をかけて同じ方向に進めたなというのは感じました。

crow選手:自分たちの場合は日本でもブートキャンプだったり、大会前に集まって長く共に過ごす時間があったのも関係しているのかなと思います。

岸大河氏:今回3位と、その上にはLOUD、OpTic Gamingがいます。世界との差というのは選手の体感としてどのくらい感じましたか?

Laz選手:ぶっちゃけ今日のOPTC戦は壁を感じましたね。凄い強かったです。もうちょっといけるかなと思ったんですけど。

crow選手:勝てる自信はあったんですけど、土壇場の対応力というのは凄いなと思いました。

岸大河氏:次はMasters Stage2に臨むということで一度帰国して、Challengersからのスタートになっていきます。今度は日本のチームと戦って、それを乗り越えてMasters Stage2に行かなければなりませんが、プレッシャーは感じますか?

Laz選手:自分たちが本当に通用するのかというのは、新しいチームだったのでそこは不安だったんですけど、Stage1で日本大会優勝して、世界大会でもここまで来れて、自信は凄いあるのでStage2でも世界大会目指して頑張りたいなと思います。今回の世界3位は全然満足してないので、Stage2で優勝目指して頑張っていきます。

岸大河氏:crow選手、最後に感想をいただけますか?

crow選手:僕自身、今回の大会、この半年ぐらいの活動で本当にここまで来れるとは思っていなかったんですけど、やってみて悔しいですね。もうここまで来たからには優勝したかったし、負けてしまったことは凄い悔しいので、次はもっと強くなって帰ってきます。

という事で今回の『VCT Master1 2022』は第3位という結果で終了しました。
ただインタビューでも言ってるように次は優勝を目指していきたいとコメントされているので本当に楽しみですね!

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